さまざまなストレスに満ちた現代、本来の個性や能力を十分発揮できず、イキイキした自分を見失う人々が増えています。ストレスの蓄積は、自律神経や免疫の働きを乱して、様々な心身不調の原因となっています。
しかし、多忙な現代人の多くは、健康不調の対策として医療的対処(検査や投薬)や人任せの治療法に頼りがちで、自ら健康を守る日々のセルフケアの取り組みは全く手薄です。結果的に、状態が悪化して病態化して慢性疾患化することも少なくないのが現状です。
本当の健康予防とは、健康診断や医学検査で「悪い所」を早期発見・早期対処することではなく、日常生活の中で自身の健全な「良い所」を開発・育成するセルフケアの取り組みこそ最も必要であって、基盤とすべき一次予防(未然予防)です。
この研究会は、日々のストレスケアや健康予防に役立つような各種のセルフケア技法について、参加メンバーそれぞれの実践経験や体験事例などを紹介・シェアリングしながら、効果的セルフケアの実践力を高める相互研鑽の場となることを願っています。
ご参加の方の年齢や職種、専門性の有無は問いません。自身や周囲の人の健康な心身と自分らしい生き方を願う方なら、どなたでも自由にご参加頂けます。ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
平成22年8月に、「ストレスと五感の活用」というテーマで、学習会を実施しました。
場所は熊本市東部公民館を利用しました。
参加者は小学4年生の女の子から70代のご婦人まで、計8名の方が参加されました。
主催者の不手際で、研修室ではなく急に和室を利用しましたが、かえって落ち着いた雰囲気で、五感を使った体験学習にも好都合でした。
皆さん、なにげない感覚体験に集中しながら、得られる新鮮なリラックス感や体の変化を体感することができたようで、好評でした。