それは、人それぞれ各自で見出すものだろうが・・・
では、とりあえず、私は「楽しむこと」と答えておこう。
人は「苦しむため」に生まれてきたのではない。
人は「楽しむため」「生を喜ぶため」に生まれてきた。
そういえば、彼が「大人の世界は苦しいばかりで嫌だ」と言っていた。
それに対して、私は「楽しみ方が高度になったのでないか」と答えた。
年少時は単純な遊びで満足するが、年齢が高くなると複雑なゲームを求める。
脳の発達のキャパシティーは、満足のレベルが「単純」から高度なものに変化する。
大人の世界は不純で否定すべきものではなく、楽しみの段階がレベルアップしただけ。
遊ぶ舞台が若干ややこしくなったけど、知恵を使って生き抜くことに醍醐味がありそう。
「遊びをせんとや生れけむ」とは、どこかで聞いたことばだが・・・
人間の特質は、その「能動性」にある。
他の生き物や生物は、環境に規定されて「受動的」に存在する。
人間は、自らの環境を変革する能動的な行動力を有する。
同じく、思考や感情も自ら生み出す能動的な精神力も持っている。
つまり、悲しむことも、喜ぶことも、不幸になるのも、幸福になるのも「自由自在」である。
心は変えられる、というより、心は自らが選択して創り出している「幻想世界」ともいえる。
であるなら、自由自在なのだから「大いに楽しみましょう、この人生を!」と言いたいですね。