★平成23年4月23日(土)に、部外講師をお招きして、下記の特別セミナーを開催しました。
●テーマ:「青年期・成人期の発達障害とメンタルヘルスについて~事例を中心に~」
●趣旨:近年、学校や職場で増えている「適応障害」や「うつ病発症」など、メンタルヘルス問題の背景には、実は見逃されがちな要因が絡んでいます。その一つである「発達障害」の可能性は、当事者も周囲(専門家でさえ)も気づかず見落とされがちで、適切な理解と対応が遅れて問題が長期化・深刻化しやすい傾向にあります。今回は、教育的に配慮される「子どもの発達障害」に比べて、未だ社会的な理解と支援が不十分な「青年期・成人期の発達障害」について、実践研究の第一人者をお招きして「事例を中心に」勉強会を行うことにしました。
●講師:宮崎大学教育文化学部教授 安東末廣先生
●講師プロフィール:専門は臨床心理学で、子どもや青年、それに成人のカウンセリングを実践。中でも、発達障害のある人々の教育や就労などについて、教師、保護者、職場のメンタルヘルスに携わる人達のアドバイスを行っている。 2010年7月に翻訳出版した『脳科学にもとづく子どもと青年のセラピー』(J.B.Arden,L.Linford;2009、安東末廣他訳、福村出版) は、ADHD(注意欠陥多動性障害)などの発達障害の支援方法、強迫性障害などの不安障害やうつ病などの気分障害の支援方法が紹介され、エビデンスにもとづく支援を行うための脳科学の果たす役割に注目した実践的なガイドである。
●日時:4月23日(土)10:00~12:00
●場所:熊本県民交流館パレア10F会議室7